今回のテーマは「効率のよい学習」です。

「効率のよい学習」といわれて思い浮かぶことは何でしょうか?

「短時間で勉強すること」「テストに出題される箇所を勉強して点数を上げる」「歴史の年号を語呂合わせで暗記して楽に覚える」など、いろいろなことが思い浮かぶと思います。

ここでは、日常の学習、および定期テストにおける効率のよい学習の仕方に焦点を絞り、書きます。

効率よく勉強するために必要なこと、それは「学校の授業をきちんと受けること」です。

すごく当たり前なことですよね。

でも大切なことはここから。

大切なのは授業の中で全部理解しようとする姿勢と、学習した内容をきちんと頭で整理する、ノートに記録する姿勢。何が重要で何を先生が強調しているか、何が肝か(ポイントか)、どこが分かりにくいか、何が間違えやすいのか、何を注意するべきかを意識して授業を受け、ノートをとる。

次に大切なのは学習したことがちゃんと身についているか、問題を解いて実践することです。問題を解いてこそ定着する知識、分からないことに気づいてこそ、深まる知識もあります。問題を解くことで自分自身の課題や弱点を見つけることができます。課題や弱点を見つけることができれば、それに対して手を打つことができます。対処と対応ができるのです。

だから学校や塾の先生は宿題を出します。今日ここで勉強したことが、ちゃんと生徒にとって身に付きますように、せっかく勉強したことを忘れないように、という思いを込めて。

そして効率的に学習するために大切なこととしてもう一つ。それは復習のタイミングです。

人間は誰でも忘れます。覚えたことをずっと忘れない人はいません。しかしそこで復習を怠らなければ、ちゃんと記憶に残すこともできますし、知識を積み上げていくことができます。

そこで効率的な復習は次のとおりです。

① 授業を受けた内容をその日のうちに復習。

② 翌日、前日に取り組んだ内容をもう一度復習。そしてその日の授業の復習。

③ 1週間の間で受けた内容をさらに週末もう一度復習。

つまり1週間の間に3回復習するのです。

「これじゃあ効率的って言わないじゃん!」と思う子もいるかもしれません。

しかし、

・分からないことをずっと放ってテスト前に1から覚えようとするやり方

と、

・日頃から復習に時間を割き、学習する単元の内容の何が重要で何が大切か、何が難しくて何が間違えやすいかを意識して進める。テスト前は点数を上げるために、自分にとって必要な箇所を重点的に時間を割くやり方。

どちらが効率的でしょうか。当然後者ですよね。復習が後になればなるほど、授業の内容を思い出すのに時間と労力がかかります。必然的にその分、テスト勉強に集中できる時間も減ってしまいます。

つまり、効率的な学習をする上で最も必要なのは『意識』です

テストを見据え、日頃から課題をもって取り組む意識、テストの日から逆算して、いつまで何をして何を仕上げるか、そのために今何をするべきなのか、今自分に何が足りないのか、どこを重点的に復習すべきなのかを常に考える意識です。この意識があるか、ないかで、集中力が変わります。

この意識が自己管理に繋がり、やがて自己実現にも繋がります。

意識が変われば行動が変わります。行動が変われば結果が変わります。結果が変われば未来が変わります。

この意識の持ち方は、役立つことは勉強だけではありません。部活でも、スポーツでも、学校生活でも、そして社会に出てからもー。いろいろなことに応用することができる力です。

これが私どものスクールが考える『目標を達成する力』です。

勉強のやり方を通じて、目標を達成する力を身につける。ただ勉強ができるようになるだけではない。勉強のやり方を通じて、もっとほかのこともできるようになる考え方を身につける。

これも「効率の良い」学習かもしれません。