こんにちは!
メンタルトレーナーの藤川裕子です。
前回は、「自己信頼感」についてお話しましたが、お読みいただけましたでしょうか?
「自分の選択に自信を持つ力=自己信頼感」が育まれると、直感が冴え、人生に迷いが少なくなり、前向きに進むことができるようになります。
自分を信じられることは、未来を切り拓く力になります。
今回のテーマは、6つの感のうちの5つ目、「自己決定感」です。
キーワードは「自分で決める=幸福度が上がる」です。
自己肯定感を構成する“6つの感”とは?
1. 自尊感情…自分には価値があると思える感覚
2. 自己受容感…ありのままの自分を認める感覚
3. 自己効力感…自分にはできると思える感覚
4. 自己信頼感…自分を信じられる感覚
5. 自己決定感…自分で決定できる感覚
6. 自己有用感…自分は誰かの役に立っていると感じる感覚
この6つをバランスよく育てていくことが、「生きる力」と「幸せの土台」を育むカギになります。
今回のテーマ:自己決定感とは?
自己決定感=「自分で選んで、自分で決められる力」
朝起きてから夜眠るまで、私たちの1日は「選択」の連続です。
・何を着る?
・何を食べる?
・何から手をつける?
小さな選択の積み重ねが、自分の毎日、そして人生をつくっていきます。
「人に決められた」ことよりも、「自分で決めた」ことの方が、たとえ結果がうまくいかなかったとしても、人は納得できますよね。
💡なぜ「自己決定感」が重要なのか?
たくさんの心理学研究が示しているのは、「自分で選び取った人生は幸福度が高くなる」ということ。
とくに子どもたちは、
「やらされる」より「自分でやる」と決めた方が、
達成感やモチベーションが高まるんです。
逆に、
「やらされ感」が強いと、自分で考える力が育たず、失敗した時に「人のせい」にしやすくなります。
親御さんのなかには
「全部親が決めてきたから、自分で考える力がないのでは…?」と心配される方もいます。
でも、大丈夫です。
自己決定感は、あとからでも育てられます。
<自己決定感を育てるステップ>
(ステップ①) 小さな選択の積み重ね
まずは、日常の「小さな選択」を子どもに委ねてみましょう。
* 今日の勉強、どれからやる?
* おやつはどっちにする?
* 明日の準備、何時にやる?
たとえ時間がかかっても、「自分で決めた」という経験が、子どもの中に自己決定感を芽生えさせます。
(ステップ②) 成功体験のサポート
「自分で決めて、うまくいった!」
この体験が何よりも自信になります。
成功体験が積み重なっていくと、「また自分で決めたい」という内発的な動機づけが育ちます。
(ステップ③) 声かけの工夫
親御さんの声かけひとつで、自己決定感はグッと育ちます。
❌「こうした方がいいよ」
⬇
⭕️「あなたはどうしたい?」
⭕️「それ、いいね!やってみようか!」
“信じて任せる”ことが、子どもの成長の一番の栄養です。
✨今日からできる実践ワーク
① スリーグッドシングス
毎日、寝る前に「今日よかったこと」を3つ書き出すだけ!
自分の選択に「よかった」と思える瞬間を探すことで、自己決定感が育っていきます。
② 自己決定感を高める魔法の声かけ
朝起きたとき、こんな風に言ってみてください:
「今日はどんな1日にしたい?」
「自分はどんな1日だとワクワクするかな♪」
たったこれだけで、1日の意識が変わります。
③「私っていい人」×挨拶
実は…これも自己決定感UPの秘訣です!
挨拶って、相手にされるものではなく、「自分がどうするか」で決められる行動ですよね。
「私っていい人と思って挨拶する」
この意識を持つだけで、自己肯定感のスイッチが入ります♪
<まとめ>
* 自己決定感は「自分で決める力」=人生の舵を自分で握る力
* 幸福度やモチベーションにも直結!
* 小さな選択を委ねる、成功体験を増やす、声かけを工夫することで育てられる
今日も、最後までお読みいただきありがとうございました。
稲沢駅西校のみなさんが、
「自分で選び、自分で決め、自分の人生を豊かに楽しめる力」を育てていけるよう、これからも自己肯定感をテーマにお届けしていきますね。
次回は、いよいよ最終章!
「自己有用感」についてお話しします。
「自分は誰かの役に立っている」
この感覚があるだけで、人生は何倍も輝きます✨
それでは、また次回お会いできるのを楽しみにしています♪
今日も素敵な1日をお過ごしください😊
藤川裕子



